家族会に助けられて

薬物依存症者の家族には、様々な形があります。
本人がダルクに繋がる場合。
本人がダルクとは繋がらず、自分自身で前に進む場合。
家族が家族会と繋がっても、本人が前に進むことを拒む場合。

どんな場合でも、家族は明るい未来を目標に歩み続けなければなりません。

そんな仙台家族会の家族の皆さんが、家族会と繋がって学んだことや現在の心境を語ってくれました。

家族会とはどんな所か?どんな人達が集まっているのか?
どんなことを聞かれるのか?秘密が守られるのか?
いろんな疑問の中で繋がり、今は話を聞いてもらい楽になった自分がいます。
依存症という病気が本人をそうさせているのだと、通っているうちに理解でき、自分の育て方が間違っていたのではないと実感できた。

 

家族会に通い始めてもうすぐ20年。
子供はダルクに繋がり、今はスタッフをしています。

依存症者をもつ家族の悩みや苦しみは、家族会に通いみんなに話す事で解決の糸口をつかんでいきます。
通い始めた頃は、話し始めると涙が出てきました。

 

息子は22歳の時に薬物使用で捕まり、本人も家族もこれからどうしていったらいいのかわからず、すがる思いで家族会に参加しました。

 

10年前、娘の薬物問題で、やっとたどり着いた仙台家族会。
今でもその日のことをハッキリと覚えています。
今では仕事と趣味とエンジョイ!!

「生きる」のがこんなに「楽」で、そして「楽しい」とは知りませんでした。

 

皆さんに話を聞いてもらい、心が楽になった。

息子の薬物依存症(使用)のことで、誰にも相談出来ず悩んでいたが、家族会に参加して話が出来て心が軽くなり、親自身がとても楽になった。

講師の先生が、とてもわかりやすい話をして下さる。
この一言で来ました。

 

家族会と繋がって10年ほどになります。
息子は大麻と危険ドラッグを使用し、逮捕されました。
そのため、2人の幼い子供と妻との離婚という最大の難事に遭い、親としては助けなくてはと頑張りましたが、それでも薬は止められず、仙台家族会と繋がりました。

家族会ではまず、子供を手放すことを教えられ、断腸の思いで息子を家から追い出したのです。
その時は非常に苦しかった・・・

しかし、時が経つにつれて息子は一人立ちして大人になり、10年経った今では薬を完全に断ち切って、逞しく成長しています。
そして、離婚の危機に陥っていた私たち夫婦も自分自身を見直す機会を与えられて、充実した日々を送ることができています。

 

精神科病院で看護師をしています。
薬物依存症のご本人、家族と直接関わる機会は実際には少ないです。
継続して薬物問題で悩んでいる方、又は成長している方々に直接お会いする機会を求めて、仙台家族会へ2022年7月に参加。
午後のミーティングに参加して、自身の家族のことを話すことができて、その後もう一度話したくなり、会員になりました。
現在は自分の成長の為に参加しています。

今まで息子の薬物を使っていた事、誰にも話す事が出来ないでいたのですが、ダルクの家族会につながったおかげで、皆さんに聞いてもらえてとても助かりました。
毎日楽しいです。

家族会とつながって、自分自身を見つめ直すことができたし、これからの生き方にも自信が持てました。
自分が変わると当事者も良い方向へ進めている気がします。

薬物依存症の息子に対して、またコントロールしようとする私。
このサイクルから抜け出すために家族会で悩みを語り、自身を振り返り、依存症の特性を学びながら、自分自身を生きようと努めています。

家族会に参加して、ステップ1の薬物依存者に対して無力であるとの事を理解するのに、半年ぐらいかかりました。

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